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【イベント報告】2016/1/23開催:理工系女子のためのES/面接対策セミナー

取材日:2016年1月

2016年1月23日(土)、昨年大好評だった理工系女子のためのキャリアイベント【エントリーシート(ES)/面接対策セミナー※模擬面接会含む】を今年も開催。理工系女子ならではの、自分らしい就職活動をするための極意を知るために15大学から30名の理工系女子が集まりました。

講師には、これまでに20,000人の学生面接をしてきた元リクルート人事部の最終面接責任者・曽和利光氏(人材研究所代表)をお迎えし、ESの書き方・面接での受け答え方について、「新卒担当の人事責任者」の視点でわかりやすく伝授。自分がこれまでやってきたことを、どう企業に伝えるかなど、就職活動だけでなく、インターンシップや大学・先生の紹介による面接にも役立つ内容盛りだくさんのセミナーです。

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1部:ES/面接対策セミナー

「採用ってブラックボックスですよね?」からスタート。なぜ受かったのかなぜ不採用なのかがわからないまま、「これを言ったから受かった」「これを言ったから落ちた」という、何の根拠のないもっともらしい当人たちの思い込みが都市伝説となって、皆さんを惑わしてはいないでしょうか。

そこで、情報処理能力に優れた理系女子の皆さんに「都市伝説には惑わされない」企業側の視点にたった経験から、「就活における観点」、そして「エントリーシート、面接対策」についてお話します。

就活の観点、会社選びのポイント

「Will」ではなく「Can」

企業の面接で「就職の軸は?」と聞かれることがあると思います。また、皆さん自身も「就職活動をする観点、会社を選ぶ軸をどうすればいいのだろう」と悩まれることがあると思います。好きを仕事にしたい(will)と考えている人が多いですが、実際には1割程度です。そこで「can」(=何ができるか・どのようなポテンシャルがあるか)をベースで考えると幸せな仕事にたどりつける可能性が高まります。面接で「こうなりたい。こんな仕事をしたい」と語っても、その「will」の根っこがない場合、「will」の捏造と判断されます。それよりも、自分がこれまでやってきた事から「can」の観点をもって就職活動をされることをおすすめします。

では、あなたの「can」をES(エントリーシート)や面接でどのように伝えていくか・・・。

ES/面接でのアピールポイント

ES(エントリーシート)でも面接でも聞かれる定番質問が、「ガクチカ=学生時代に力を入れてきたことは何ですか?」です。この定番の質問に対応するためには、どのようなエピソードを準備すべきか。曽和氏からの伝授ポイントは以下の3つ!!!

 1 企業はESや面接でどのような点に着目しているのか?

sowa02_final「実績・成果」よりも「再現性のある習慣」を語る

新卒採用の面接時、学生の皆さんが話される「実績や成果」は、どんぐりの背比べの話ばかりです。そこで面接官が知りたいのはあなたの「資質」とそれを身につけるに至った「きっかけ」、そしてその資質が入社後も「再現性のある習慣」であるかということなんです。

どういうことかというと、みなさんがアピールする「私」という人物像が持ち合わせる資質や特徴が、入社後も発揮(再現)できるかを確認したいのです。そのため、「性格」、「能力」、「志向」などにおいて、どのような「習慣」を持っているのかを聞きたいのです。

 では、どうやってこの「習慣」を相手に伝えればいいか?

ライフヒストリー(成育史)を語る

自分が育った環境、出会った人々など、一定期間にわたって習慣化される経験した出来事を語ることによって、自分が習得した「習慣」を伝えます。「だから私はこういう人になったんです」「だから私はこういう習慣が身につけられたんです」という感じです。

バイトでも部活でも、何かのプロジェクトに携わっている場合でも、成果の部分のアウトプットだけを話すのではなく、なぜその考え方につながったのか、どのような価値判断に基づいたものなのかなど、自分のライフヒストリー(環境、生活など)に根拠があるはずなので、このような質問がされたら、すかさず自分の中にある再現性のある「よい習慣」とその「きっかけ」をしっかり話せる準備しておくことが重要です。

 2 どのようなエピソードを選べばいいのか?

嫌なことや苦手なことを、長期にわたり、集団で取り組んで、苦労した経験」を語る

「嫌なことでも頑張れた」という経験からは、意味づけ動機づけができる力楽しむ力愛する力が湧いてくる「よい習慣」があるに違いないという印象を面接官が持つことができます。

 学生の話で多いのが、短期決戦方のイベントで仲間と苦労しながらも、最終的によい結果にたどりつけたというエピソードですが、「たまたま、うまくいっただけじゃないの?」「あなたは単なるフォロワーじゃなかったの」と疑念を抱かれるエピソード選びは偶発的な成果と評価されるのでNGです。短期間であれば誰でもちょっとした苦労は乗り切ることができるからです。また、同様に注意すべきなのが「激変系」です。「それがきっかけとなり、私はこうなった」というのもNGです。人はそんなすぐに変わりません。

 3 どのようにエピソードを語ればいいのか?

「こんなにゆっくり話をしてもいいの」と思うくらいゆっくり語る

緊張もあるのでしょうが、たいていの学生は早口になりがちです。そこで学生にアドバイスしたいのが「とにかくゆっくり話をしてください」ということです。「こんなにゆっくり話をしてもいいの」と思うくらいゆっくり話したほうが、自分の考える時間も稼げますし、落ち着いた人にも見られます。

 レベル感、難易度が伝わるように具体的な数値、固有名詞で語る

また学生の多くが話をやたらぼかしながら話すということです。難易度が高い低い、長期短期ではなくて、合格率が何%なのか、10年なのか1年なのか、具体的な数値を用いて定量化して話しましょう。同様に、「某外資系カフェチェーンで割りと長くバイトしていました」ではなく「スタバで2年間、週3回アルバイトしていました」と固有名詞を用いて話しましょう。

定量化すること、固有名詞を伝えることで、瞬時に多くの情報を相手に伝えることができます

★参加者コメント★

面接官の視点がわかったことで、何をどのように言うべきかが見えてきました」(東京工業大学工学部)「『習慣』というキーワードを初めて聞いたので、これから自分の習慣は何かを考えて生きたいと思います」(東京大学大学院工学系研究科)「できることを中心に仕事を選んでいこうと思いました」(早稲田大学先大学院進理工学研究科)「やりたいことはよく考えていても、自分のできることについてはあまり考えていなかったので、これからは考えていこうと思います」(お茶の水女子大学大学院人間創成科学研究科)「ESを提出しても企業からのFBがないため、今回の企業の見ているポイントは非常に有意義でした」(慶応大学大学院理工学研究科)

 

部:公開模擬面接

伝授された面接対策スキルを実際に体験!

第1部で伝授された内容をもとに参加者の中から模擬面接を受けてみたい2名を募集し、公開模擬面接を実施しました。他の参加者は「自分ならばどんな返答をするのか」「どのように自己PRをするのか」を考えながら模擬面接に参加です。

面接官役の曽和氏からの質問は、「ガクチカ:学生時代何を一番が頑張りましたか?」です。皆さんならば、どのエピソード選び、どのように伝えますか?先ほど教わった「再現性ある習慣」を意識して、簡潔に伝えられるよう挑戦してみましょう。

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【写真】人材研究所 曽和代表による公開模擬面接

 

模擬面接をうける学生さん二人がそれぞれのエピソードを伝えます。そして終了後には、曽和氏から具体的なフィードバックを受けます。このフィードバックを受けながら、他の参加者も自分たちのエピソードを振り返りました。

★参加者コメント★

他人の面接風景をただ見ることはあっても、それを分析するところまでは見られないため、人事の方のリアルなフィードバックが聞けてよかったです(早稲田大大学院・先進理工学研究科)「自分にも思いあたるようなアドバイスが多く参考になりました」(お茶の水女子大学大学院理学専攻)「その人のエピソードを膨らませるような指導をしていただけるのを見て、私も次回は挑戦したいと思いました」(中央大学理工学部)

 

部:社会人として活躍中の先輩理工系女子&企業担当者

”ぶっちゃけ”座談会

各企業のテーブルに学生4人という規模で行われる座談会。先輩&企業担当者に具体的な質問が飛び交います。今回は以下の企業が参加し、学生の皆さんは企業への理解、キャリアへの理解を深めました。

 [参加企業]グーグル、ボッシュ、フューチャーアーキテクト、沖縄科学技術大学院大学、イーブックイニシアティブジャパン、レイヤーズ・コンサルティング

★ 参加者コメント★

少人数だったので聞きたいことをたくさん聞けて良かったです」(慶応大学大学院理工学研究科)「実際に話しことで、選考のポイントや具体的な話が利けてよかった」(横浜私立大学大学院生命医科学研究科」「疑問を気軽に聞けて良かったです」(首都大学東京都市環境学研究科)など、自分の聞きたいことを近い距離で聞くことができる機会となったことに多くのコメントをいただきました。

 

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