カワイイxカガク

【イベント報告2/2】ググれ、未来!『自分をもっと磨きたい!~Road to ハッカソン~』@Google(2016/01/09)

企業編

[写真]2016年1月9日@Googleで開催されたイベントの様子:全国の大学から学部・学科・学年を超えた約40名の理工系女子がハッカソンに挑戦するためのプログラミングワークショップ(全2回)に参加!

取材日:2016年1月

2016年1月9日(土)、理工系女子がハッカソンに挑戦するためのプログラミングワークショップイベント『ググれ、未来!自分をもっと磨きたい!~Road to ハッカソン~』@Google(全2回)の第2回に参加してきました!

 9:45:受付スタート

参加者の方々は、最終プレゼンテーションということもあり、受付開始時刻前から続々と集合し、気合い十分の様子でした!会場に着くと、早速パソコンを取り出し、参考書籍や設計図が描かれたノートと共に順次作業をスタート。

 10:00:プログラミング作業

大橋君_KSグループでのプログラミング作業がスタート。15:30~の最終プレゼンテーションまで、ただひたすらグループにてプログラミング作業のスタートです。経験者グループはGoogle App Engineをもちいたアプリづくり。初心者はHTML5をもちいたサイトづくりです。

【写真】司会のRobogalsTokyo代表・大橋匠さん

今回のワークショップの最終プレゼンテーションに向けては、「テーマ」も「テンプレート」もありません。自分たちで「何をつくるか」を考えます。第1回(11月28日)に学んだGoogle App EngineもしくはHTML5の機能をベースに、自分ならその機能をどうカタチにしていくのかを考えます。

大学1年生から4年生の総勢40名の理工系女子たちが、お菓子を片手にパソコン画面からずっと離れることなく集中します。冬休み期間中自習するために購入したJavaScript、CSS3、HTML5といった文字が書かれた彼女たちの参考書籍にはカラフルな付箋が貼られ、ラインマーカーがあちこちに引かれています。また、HTML5でできた基盤に、CSSやJavaScriptを用いた装飾を加える作業を行うことで、自分たちの作品らしさをだすための「こだわり」に余念がありませんでした。

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時々頭をかしげながら問題解決をするために、まず自分で「ググります」「調べます」「メンバーに聞きます」。それでも解決できない時は、メンターの知恵を借ります。これが、このワークショップのスタイルです。参加者からも、「作品を発展させるためのアドバイスをたくさんくださったメンターの方々に感謝です。」と言葉といただけるほど、7人のメンターたちは休みなく参加者の疑問を解決すべく動いていました。

12:00:ランチ&休憩・・・そしてプログラミング作業

Googleより参加者の皆さんへピザの差し入れです!六本木ヒルズ27Fからの絶景を眺めながら、つかの間のランチ&休憩タイム。この時間は、ドロイド君と写真を撮ったり、雑談をしたりと、和やかな空気が流れていました。・・・そして再びプログラミング作業へと戻ります。

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15:30:最終プレゼンテーション

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発想がすごい!と感動の連続でした!

誰のための、何のためのアプリもしくはサイトなのか?といったように、ターゲットや目的が明確で、共感を呼ぶ作品が多く並びました。独自のアイデアをカタチにした、女子だからこその発想が見られました。最終プレゼンは、ポスターセッション形式で行ったため、作品の体験も、質問もしやすく、多くのコミュニケーションがいたるところでとられていました。

そこで、全作品を文末で紹介いたします。是非最後までお楽しみください!

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 16:30 講評

津田塾大学女性研究者支援センター センター長の来住伸子先生と中央大学 副学長の加藤俊一先生から講評を頂戴いたしました。

きし&加藤来住先生:JavaScriptとGoogle App Engineを初めて学んだ人ばかりとは思えないほど、素晴らしい作品ばかりでした。年末年始で忙しい中で、「ここまでしかできなかった」という人も多かったが、これからどのようにしていくかということがきちんと見えている人が多くて非常に良かった。これからも是非、続けてほしい。

加藤先生:これまでの自分は「これあったらいいな」と思っても、知識がなくて挑戦することも考えられなかったことが、このような機会で実践できてよかったです。最初は自分のニーズから始まりますが、次は何十億人のニーズを考えてつくっていくと、社会で使われるようになります。人類を変えられるのは、理系の人々の「ある日の発想」だと思う。「理系が世界を変えます!」

【写真】学生のプレゼンテーションに耳を傾ける(左から)来住先生、加藤先生

参加者の声

  • できないところがあって、もっとできるようになりたいと思ったから、もっと調べていきたいと思う。
  • 学んだことをムダにしたくない!次にまた作品をつくってみたい!
  • 自分よりも、もっとモチベーションが高くて熱心な人たちがたくさんいて、負けてられないなあと思った。
  • 自らやりたいことをやれるというのがとても楽しくて、益々頑張ろうと思いました。
  • 自分の求めるつくりたい物に、どのような機能やプログラムを組まなくてはいけないのか考えるキッカケとなりました。
  • 読みかけの本を最後まで読んで、仕組みをもっと知りたい。
  • 技術も含め、自分以外の人々のことも考えた発想力を磨こうと思いました。
  • 他の人たちの作品をみることにより、様々な新しいアイディアに触れることができたことが、とてもいい機会でした。
  • 初めて習うことで不安でいっぱいでしたが、最終的に楽しんで作業することができ、成長につながったと感じました。

全作品

【家族全員参加型ゲーム開発】アンドロイドとテロリスを掛けあわせた内容のゲーム。正月は親戚が集まります。久しぶりに会う親戚同士、わだかまりができないようにという目的が決まっていて、家族全員でできる競争型ゲーム。Googleのドロイドちゃんというキャラを登場させることでビジュアルもバッチリ。また、快活な音声も流れてきていて家族全員の空気を和ませること間違いなしでした!

 桃太郎_01【桃太郎×隠しリンクで読む絵本】桃太郎の物語を、イラストの中にある隠しタグを探しながら進めいきます。隠しリンクをクリックすると、物語が段階的に進んでいきます。(Google画像で検索した)可愛らしいイラストがこの作品をより親しみやすいものにしていて、対象となる小学生以下の子どもたちにも楽しんでもらえそうです。

 【意見交換サイト】ミーティングなどで意見交換の多い大学生だからこその発想で、今すぐにでも使いたくなるサイト。キーワードを書き込むとリアルタイムで掲示板に表示されます。また、意見を書き込む際、吹き出しの形を選ぶことができるなど、おしゃれさという点で女子のニーズにあったものになっていました。

 【日常のワンシーンを一言&画像で共有するアプリ】今日の一日を表す写真を選択し、共有サイトに掲載する。一言と写真だけで一日を物語るという画期的なアイデアです。プラットフォームにGoogle App Engineを使うことで、短時間でサイトを完成できるようになっています。完成度が非常に高く、ポスターセッションの時は、参加者の方々が次々と今日の一言と写真をアップしていました。

 【バレンタインデーに贈る花を提案するサイト】バレンタインデーにチョコレートだけを送るのは日本だけであることに疑問を感じたことが、発想のきっかけになったそうです。海外に目を向けてみると、花を贈る文化があります。そこでこのサイトでは、花言葉や本数など、贈り手と贈り主にとってベストな贈り物を提案します。男性メンターの方々が本気の眼差しを注いでいました。

 【太陽系破壊シューティングゲーム】小学生を対象に、太陽系の配列を覚えてもらうためにつくったシューティングゲーム。作成者は2人ともプログラミング初心者でしたが、太陽系の惑星を大きさの比を揃えるなど、2人のこだわりがつまった作品でした。

 【激太り予防のためのBMI管理アプリ】健康管理のために必要項目を入力するとBMIを表示して、正常かそうでないか判断してくれます。正月明けでとっても食べてしまったことをがきっかけ。女子大学生の実体験からできたアプリだからこその観点が絶妙です。

 【動くグラフでグラフマスター】学生や会社員の方々を対象とした、動くグラフが作れるサイトです。プレゼンテーションにグラフが組み込めることを最終目標としていて、動くグラフで、プレゼンテーションの差別化をはかりたいという思いが込められています。実用性が非常に高そうです。

 【とってもわかりやすいレシピ】矢印ボタンを押すと、メニューが順番通りにでてくるサイトです。1つ1つの工程が、写真で大きく表示されることを最終形としています。工程などを動画や大きな写真などで見ることができると、料理の質も格段に向上しそうです。キッチンにタブレットがおかれる時代が来たと、メンターの方々もお話していました。

 【グリーディングカードでゲーム】SNSでグリーティングカードを届ける時代ならではのサービスサイト。クリックを押すと、徐々にサルが木に登っていきます。そして、木の天辺まで到達するとメッセージが現れます。ゲーム性があるグリーティングカードが贈られてくる日を間近に感じられた作品です。

 【スライドショーを音楽と一緒に楽しむ】フォルダに入った写真をランダムにスライドショーとして流しながら、音楽を当てはめてくれます。既存のスライドショーを楽しむアプリでは何か物足りないという思いを、自分たちの手で満足するものへと近づけました。将来的にはその写真にあった音楽が流れるようになるのがゴールだそうです。

 【血圧管理から始める健康管理】血圧を管理することで様々な病気を予防することができるという観点からGoogle App Engineを使用して作成された作品。ウェアラブルデバイスと連動させることで、毎日簡単に血圧を計測し、数値をグラフ化することで、誰でも簡単に血圧管理ができます。

Special Thanks

今回、司会進行を務めてくださったのはRobogals Tokyo の大橋匠さん(東京工業大学博士課程)。そして、メンターを務めてくださったのは、GoogleのKris Popendorfさん(ソフトウェアエンジニア)、アニタボルグ奨学生(*)大塚亜実さん(津田塾大学博士課程)、石沢ふみ子さん(早稲田大学修士課程1年)、Robogals Tokyoの大橋匠さん、井関正也さん(東京工業大学修士課程)、Mind the Gap大村雅一さん(東京工業大学学士課程)、カワイイ×カガク特別応援スタッフの渡辺洸希さん(東京学芸大学附属高等学校)です。そして、企画運営に協力してくれたのは、前回と同様にアニタボルグ奨学生コミュニティ(*)の皆さん、Robogals Tokyo(**)の皆さんです。

 スタッフ_KS

【写真】スタッフ(ほぼ全員)の写真

最後に

Googleでは女性研究者を増やすため、今回のような理系女子向けイベントの他に、コンピューターテクノロジー分野の女性研究者に奨学金(アニタボルグ奨学金)や、女子学部生を対象にしたインターンシップ(STEP2016)を行っています。世界的な企業が理系女性を増やすために活動していることは、現役理系女子としてとても励みになりました!

今回のイベントに参加してくれた理工系女子の皆さん、これからも是非プログラミングを磨き続けてください。本当にありがとうございました!

11月28日(土)に開催された第1回のレポート報告はコチラ

その他

[アニタ・ボルグ奨学生コミュニティ*]

2fec97200495da5cc786ea99ed6eda78-1024x680Google から奨学金を獲得した情報科学女子のコミュニティ。この奨学金は、女性がコンピュータとテクノロジーの分野で卓越し、ロールモデルやリーダーとして活躍するよう、奨励することを目的。

[Robogals Tokyo**]

11539633_848573651888492_19449951286250444_nRobogalsは、「大学で理工学を専攻し、将来的に技術者を目指す若い女性の数を増やすこと」を目的とした学生団体。現在までに、世界32支部を持ち、グローバルに活動中。

 

  • カメラマン:餘田貴大(中央大学)
  • ライター:加藤萌玖(東京学芸大学附属高等学校)

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